Vegetable
苫前町
今 光さん
ミニトマト
Interview
- 苫前町で美味しいミニトマトができる秘訣はなんですか?
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苫前町は昼夜の寒暖差が大きくて、日中の光合成で作られた糖分が夜間に蓄えられるので、実が甘くなります。
さらに糖分濃度を高くするために、私は水の管理に気を使っています。できる限り少ない水で育てると甘くなりますが、少なすぎると茎が弱って長く収穫できなくなります。特に、曇りでも気温が高い日や、逆に低くても晴れている日は、水やりの調整がすごく難しい!
大きな実になるように花やわき芽を剪定しますが、これも切るタイミングが難しい。ミニトマトは本当に奥が深いんです。
- 苦労することや、それ以上にやりがいを感じることは?
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収穫の時期は休みがなく、気温35~40℃のハウス内で毎日作業するのは、とにかく暑くて大変です。
でも収穫の時に自分で食べてみて、出来が良いと苦労も報われます。甘いと嬉しいし、頑張ってよかった!と心から思います。市場の方から、トマトの評価が高いと言ってもらえた時が、一番やりがいを感じる瞬間ですね。
- 生産にかける想いや、大切にしていることはなんですか?
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初心を忘れないことかな。約20年農家をやっていると、忙しさのあまり労を惜しみたくなることも時にはありますが、手間暇かけないと美味しい野菜はできない。地味で時間がかかる作業も手を抜かず、確実にやるのはもちろんのこと、化学農薬を極力抑えて、代わりに微生物農薬を導入したり、堆肥など有機質肥料を使った土づくりを徹底し、安心安全にも気を配っています。
日々野菜と向き合い、真心こめて、手をかけて。人にも環境にも優しいミニトマトを、皆さんにお届けしたいという想いで頑張っています!