生産者の声・田村 拓也さん

Grains 遠別町

田村 拓也さん

小麦

地元のために。夢は法人化。
高齢化が進む町に若い力を!

Interview
栽培している品種の特徴や、美味しい小麦を作るために工夫していることはなんですか?

私は「きたほなみ」と「春よ恋」という品種を栽培しています。「きたほなみ」は雪腐れなどの病気に強く、ケーキやクッキーに使われることが多い品種です。「春よ恋」はもちもちとした食感でパンや麺に適しているため、需要がありますね。工夫していることは、過剰な追肥はしないこと!窒素が多いとタンパク質含有量が上がるため、低タンパク質で品質の良い小麦を作るために、窒素肥料の量には特に気を付けています。

小麦栽培で大変なことはなんですか?またやりがいを感じる時はどんな時ですか?

大変なことは草取り、害虫や病害の予防など管理作業です。
また最近は気候の変動が激しく、雨が降るときは警報レベルで降り、降らないときは全く降らない。気温も、暑い日は何もしなくても汗が流れるほど暑く、寒い日は冬以外でも、もう雪が降るのではないか?というくらい寒くなります。こんな気候だと小麦が病気になりやすくなるし、成長に影響が出るので苦労します。
やりがいを感じる時はやっぱり収穫ですね!収量がたくさんあったり、品質の良いものがとれたりした時はとても嬉しい。頑張ってよかったなって思います。

生産にかける想いやこだわり、今後の目標を教えてください。

とにかくいい品質のものを作ること!そのために、決められた栽培方法を遠別町の天気や気温をみながら、早めたり遅くしたりして作業をしています。それから土作りも大事にしています。土が良いと無駄にたくさんの肥料をあげずに済むから質のいい小麦が育ちます。
今後の目標は法人化です!大規模で人を雇いながら農業をやりたい。私は幼少期からずっと遠別町で暮らしていて、遠別町の人口が毎年どんどん減っていくのを肌で感じています。自分が法人化することで、少しでも地元で働く人や人口が増えたらいいなと思います!法人化したら一緒に働きましょう!